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2018年、CRS制度が始まります

2018.8.30


「こんな手紙が届いたんですけど、なんですか?」

先日、HSBCマレーシアに銀行口座をお持ちのお客様から
こんな問い合わせがありました。

それは、CRS制度についてのものでした。

このことって実はまだあまり知られていないのでは?
と思ったので、今回はCRSについて、です。




CRS制度って?


CRSとは、「Common Reporting Standard」の略で、
日本語では「共通報告基準」と訳されます。

これは、外国の金融口座を利用した国際的な脱税、
および租税回避に対処するために、
OECD(経済協力開発機構)で策定されたものです。

つまり、各国の金融機関が非居住者の資産情報を税務当局に報告し、
これを各国の税務当局間で互いに提供(交換)することになったのです。


今回のHSBCからの手紙は、
「あなたのこの銀行口座の情報を、
あなたの居住国の税務当局に知らせますよ〜!」
という内容でした。



CRSに必要な手続きは?


では、そういった手紙や通告が届いた場合、どうすればいいのでしょうか?

特に、今回の手紙の例では、
TINを提出してください」となっていました。

TINとは、Taxpayer Identification Numbersの事で、
直訳すると「納税者番号」です。

日本にはそんな番号はないよ、と思われがちですが・・・
この場合、マイナンバーがそれに相当します。

すでに口座開設時にマイナンバーを提出している場合、
特に何もしなくても、保管情報で問題ないとのこと。

TINが未提出だったり、住所などステータスに変更がある場合のみ、
情報をアップデートしてくださいとのことです。


CRS今後の流れ


2018年9月、
ついに初めて、日本と各国間の自動情報交換が実施される予定です。

交換される情報は2017年のもの。

その後は年末までに、
2017年6月30日までに口座残高総計100万ドル未満の個人、
2017年6月30日までに口座残高総計25万ドル超の法人に対する調査が
行われます。


みなさま、
国外資産調書制度の、5000万円以上の申告はきちんとされていますか?

外国が源泉となる賃料などの所得も、日本で申告義務があります
(基本的には外国税額控除が適用されます)


今後は海外間での取引に対する取り締まりは、
厳格化する傾向にあります。

この機会に、ご自身の申告に不備がないか、
資産状況の整理と合わせて確かめて見られてはいかがでしょうか?


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